海外のエマージェンシーコール(緊急通報用電話:911番)にかかってきた
1本の電話が世界中で話題になっているようです。
かかってきた電話はピザの配達を頼むような内容。
オペレーターは「またいたずら電話か・・・」、と話し半分で聞きながら
対応していました。
「ここは911ですよ」と注意を促しながらも
話しを聞くオペレーター。
しかし、良く聞いていると
通報者の様子がおかしいことに気づいたのです。
そして・・・
通報を受けた911のオペレーターが異変に気づき、
会話を進めていきます。
すると、相手の言葉自体はピザを頼むような話なのですが、
どうもそのような雰囲気ではないようなのです。
こちらが実際のやりとりです。
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「こちら911です。どちらからの通報ですか?」
「***(住所)**です」
「何が起きたんですか?」
「ピザを注文したいんです」
「恐れ入りますが(またイタズラか・・・)、あなたが連絡しているのは911です」
「えぇ、分かってるわ。ペパロニとマッシュルームのハーフ&ハーフをラージサイズでお願いできますか?」
「申し訳ないのですが・・・こちらは911です。おわかりですか?」
「えぇ、わかってるわ。それで、どれくらいかかりそう?」
「・・・わかりました。いま、何か問題があるのですか?何か緊急自体が起きているのですか?」
「はい、そうです」
「・・・あなたは誰かといて、それについて話すことができないのですね?」
「そのとおりです。どれくらいかかるか分かりますか?」
「すぐ近くに警官がいます、そこに武器はありますか?」
「いいえ」
「電話で話し続けることはできますか?」
「いいえ、それじゃぁお願いね。またあとで」
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ピザの注文の中に「助けて」というメッセージを込める通報者。
そして、その会話の中の真意を読みとろうとするオペレーター。
まるで、サスペンス映画のようですが、
機転を利かせた会話のキャッチボールのおかげで通報者の近くにいた
警察官が駆けつけ無事に保護されたようです。
通報する側は本当のことが言えず、
ピザの注文をするフリをして911に連絡。
このとき、実は拘束された女性と酒に酔う男のカップルが
いたそうです。
女性は暴行を受け動けず、
ふつうに911に通報しようものなら何をされるのかわからない状態だったようです。
本当に映画のワンシーンのような事態ですが
無事に保護されて良かったですね。
注意して聞かなければ絶対にわからない会話です。
もしも、あなたの身にこのような普通の会話ができないような
自体に遭遇したら、なにか他の言葉で伝える工夫をする必要性が
出てくるかもしれません。
そのときは、表面上は普通の言葉で装いつつ
雰囲気と、オペレーターの投げかける言葉に答えるようにすると良いかもしれません。
通報される側、911はプロ。
もしかしたら、普通の会話ができない状態なのかもしれないという
予測をして会話をしてくれます。
なかなかこのような場面には遭遇しないかもしれませんが
(遭遇したくはありませんが)
もし遭遇してしまったら911や警察を信じて助けを求めるようにしたいですね。