「これ以上の輝きはもうないのでは?」と博物館の学芸員が言い放ったこの
「ヴァージン・レインボー」は虹色に輝く宝石として
世界中で話題になっているようです。
このヴァージンレインボーは
暗闇でほんのちょっと光を当てれば七色に光り輝くのだそう。
長年オパールを採掘してきた
ベテラン鉱夫のDunstan氏はこのように語ります。
Dunstan氏「暗闇でほんの少し光をあてるだけで、ヴァージン・レインボーは七色に輝きます。
もう50年近くこの仕事をしてきたけど、こんなオパールは初めて。
他のオパールとなんか比較できないよ。どんな宝石でも、このオパールの魅力には叶いやしないさ」
と、採掘した本人も驚きを隠せない様子。
また、南オーストラリア博物館の主任学芸員
Brian Oldman氏は
「この比類なき品質、ハイクオリティな透明感。
まるで内部からきらめきが湧き出ているようにあらゆる色の変化を見せてくれます。
光のあたり方でオパール自体が変化するような。信じられないような自然界のトリックですよ」
と、やはり「ヴァージンレインボー」の美しさに
驚きを隠せないようなのです。
専門家たちでさえ唸るこのヴァージン・レインボー・・・
写真だけでもその美しさは伝わってきますが、
この美しさを形成する過程は、
太古の昔からありとあらゆる条件が加わって出来上がった奇跡の過程とまで言われているそうです。
かつて南オーストラリアは内海に囲まれた土地で、
何百万年もの時間が経過するなか、
大量の海水が流れ込み、その流れ込んだ海水の独特の地形が、
良質なオパールを形成する立地として好条件が整っていた
と南オーストラリア博物館の主任学芸員Brian Oldman氏は言います。
ヴァージンレインボーの実物は
手のひらサイズの大きさのようなのですが、
その美しさに鑑定された価格は
なんと、70万ドル(8668万円)の値がつけられたとのこと。
富豪クラスの人物も動き出すかもしれない
このヴァージン・レインボーは、オーストラリアで9月から
展示されるそうです。
「購入することはできなくても、見るだけなら・・・・。」
その願いはオーストラリアに行けば叶えられるかもしれません。